誰もが最期まで自分らしく生きるために

現代社会の大きな問題の一つは認知症である。厚生労働省の2015年1月の発表によると、日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人、65歳以上の高齢者の約７人に１人と推計されており、年々増加傾向である。認知症の前段階とされる軽度認知障害（MCI）と推計される約400万人を合わせると、高齢者の約4人に1人が認知症あるいはその予備群ということになる。

認知症問題の背景にあるものは、老いに伴う社会的役割の損失であると考える。定年退職や介護施設の増加など社会の中で生きる喜びや生きがい、役割を失うことが認知症の発症を促進させている原因の一つだと言える。それは認知症だけでなく、その他の病気にも当てはまる。ニューヨーク州のマウントサイナイ医科大学の研究チームの調査では、人生で高い目的意識をもっている人は、そうでない人に比べ死亡率が17％減少し、 心血管疾患が17％減少することが明らかになったという報告も発表されている。

高齢者になっても、認知症になっても生きがいや役割を持ち続け、自分らしく生きられる社会づくりのために人権を尊重する取り組みを進めることが今後の社会問題を改善するために必要なことだと考える。

 

こんな取り組みを行います

【開催予定】90歳の物忘れ知らずから学ぶ　認知症にならへんでセミナー

地域の認知症カフェ、いきいきサロンに通う70歳～のシニアの方に長谷川式スケール（HDS-R）を実施し、満点に近い方に、生き方を学びます♪

 

【開催予定】おじいちゃん・おばあちゃん子オブザイヤー　ファッションコンテスト

中学生〜大学生までの方対象とし、おじいちゃん・おばあちゃんとファッションコンテストに出場していただきます♪
おじいちゃん・おばあちゃん子オブザイヤーを決定いたします！

 

協力施設・団体募集しています

地域の認知症カフェ、いきいきサロンに通う70歳～のシニア対象に認知症テスト（HDS-R：長谷川式スケール）
を実施させていただきたいです。

所要時間はお一人約20分。

お問い合わせはこちらまでお願い致します。